娘を児童館に迎えにいき、一緒に歩いた帰り道。
なにやらポケットをがさごそ・・・
そして、「はい、どうぞ☆」
かわいいクッキーのパッケージでした。
小学校で、かわいいクッキーのおみやげをいただいたそうです。
ひとりに1枚ずつ。
みんな、給食の後にいただきました。
「私も食べようと思ったけど、そのクッキー、前にも食べたことあるから。
おかあさんにあげようと思って、持って帰ってきたんだ。」
手渡されたクッキーを見て、ふわっと頭に浮かびました。
御言葉を教えてくれる牧師さんの弟さんが教えてくれた、小さい頃のお話です。
とても貧しい農村で育った、牧師さん。
毎日お米の粒も、食べられなかったそうです。
小学校には、数時間山を登っておりて通われたそうです。
小学校で、ひとりに1つ、脱脂粉乳が配られました。
とってもおなかが空いている牧師さんにとって、貴重な、貴重な栄養源。
幼い牧師さんは、その脱脂粉乳はいらないから、粉をくださいと言ったそうです。
家で待っている弟たちに飲ませてあげたいから。
担任の先生は、ビックリしたそうです。
幼いのに、飢えているのに、自分より、だれかのためにできるなんて。
牧師さんは、いつもその心で、ひとりひとりに接してくれました。
そして、その心が、助けてもらったひとりひとりに、広がっていきました。
私も娘も、牧師さんが教えてくれた御言葉に助けてもらった、ひとりです。
手渡されたクッキーを見て、娘の心に、牧師さんの心があるんだって感じました。
自分より、だれかのためにしてあげたい心。
生活の中で不満が出る時、自分ばっかりって思ってしまう時、思い出すね。
あなたの「はい、どうぞ」のクッキーを。
牧師さんから、あなたから、たくさんの方から、やさしい心を受けてきたことを。
ポケットにずっと入ってたクッキー、ボロボロになったけど、とてもおいしかったよ^^
自分がしてきてもらったこと、だれかのためにしてあげたい。
御言葉を通して、これからもずっと、その心が広がっていきますように。
投稿者プロフィール
- 青森→兵庫在住。14歳の娘のおかあさん。結婚してから摂理に出会いました。いつか主人にも御言葉伝えたいな☆
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