新しい職場に入った。
周りはみんな忙しそうだ。
電話
仕事の打ち合わせ
キーボードを打つ音
「ココはこうしておきますね」
「さすがだね 助かるわ」
デキる人とデキる人の会話
その中で 私だけが
デスクの前で
今日も ただ座っている。
職場の防犯カメラを
早送りで 見たら
私だけが静止しているだろう。
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私は 昔から
人目を気にするタイプだ。
しかも 生真面目。
「まぁ適当にやっといて」
が できない。
ちゃんとしたい
迷惑かけたくない
変に思われたくない
その結果どうなるか。
ー脳内だけ
異様に 忙しくなる。
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とりあえず 自分で
仕事の勉強をしようと思い
パソコンを 開いた。
すると始まる 妄想劇場。
私の後ろを 人が通るたび
脳内に 声が聞こえてくる。
「え この人
こんな 初歩的なこと
今さら 調べてるの?」
「ずっと 座ってるけど
何担当?」
「また 座ってる」
「やることないんだ」
全部 私の脳内字幕だが
本当に
聞こえてくる気がするのだ。
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毎日 私の後ろを
たくさんの人たちが
行ったり来たりする。
私は こわくて
後ろを 振り向けない。
私のパソコン画面を
私のフリーズ姿を
冷たい目で 見下ろす顔。
もしかして 重症?
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なかでも
自分が 暇そうに見えるのが
一番 耐えられなかった。
実際 暇なんだけど
「何をしていいか分からない」
が正しい。
新人あるあるだと思う。
この新人期間を
「期間限定の修行」として
受け止められたら
もっと ラクなのになぁ。
しかし 新人という身分に
甘んじることを
私は 許そうとしない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
耐えきれなくなった私は
上司に 声をかけた。
「新しい仕事も ぜひ
覚えていきたいです」
「前向きに取り組んでくれて
ありがとう」
上司は 優しい。
普通に 優しい。
でも 私の脳内には
「めんどくさい新人来たなぁ」
「タイミングがあるだろ」
「こっちも忙しいんだよ」
と 変換される。
やはり 重症かもしれない。
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妄想劇場が 日常となり
泥沼化していく中で
神様の御言葉は
濁流の中から 伸ばす手を
「握りしめてくれる手」だ。
「私があなたを助ける。
時が来たら 必ず解決される。
神様に願い求め 待ちなさい。
万事に 時がある」
キリスト教福音宣教会 礼拝の御言葉より
藁にもすがる思いで
その言葉を 握り返した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
でも 正直
待つことは しんどい。
しんどいよぉ 神様…
「現在 苦労があるなら
過去もらったものを考えなさい。
過去に願い 労苦して
現在得たことを考えなさい」
キリスト教福音宣教会 礼拝の御言葉より
過去を 振り返れば
もっと
大変だった時もあった。
それを
ちゃんと乗り越えてきた。
助けられてきた。
こらシロ!
忘れたのか!!
自分を叱る言葉が
その時は うれしかった。
待っている時間は
何も進んでない気がする。
しんどいものだが
まず 感謝してみよう。
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そんなある日。
同じ部屋の 同僚の方が
休憩中に 私の隣へ座った。
「どう?慣れてきた?」
「はい ぼちぼち…」
久しぶりに 職場で
声を出したので
喉が 詰まった。
濁った声が 出た。
その方は
自分の仕事の愚痴を
少し 話したあと
「シロさんも
分からないことあったら
声かけてみたらいいんだよ」
と話してくれた。
心の中で
「いや もう何回か
声かけてるんですけど」
と 突っ込みながら
「もうちょっと
あきらめずにやってみるか」
と 思う気持ちが あった。
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「時を 待つことだ」
と 神様は 教えてくれた。
「待ち方」が 大事なんだ。
自分をみて つくづく思う。
暗い顔で 被害者みたいに
じっとして 待つのか。
それとも 自分から
探しに行きながら 待つのか。
過去を考えて
「今回も もっとよくなる」
と信じて 待つのか。
同じ「待つ」でも ちがう。
「待つ顔」が 全然ちがう。
不満そうに
下を向いてる人より
感謝し 前を向く人に
「祝福」は 来るのだ。
シロよ 目を覚ませ
頬を ペチペチ
叩かれたような気分だった。
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決めた。
上司は 忙しすぎる。
だったら
「あの先輩」に 聞こう。
あの先輩。
私はずっと
「絶対私のこと嫌ってる…」
と思い込んでいた。
目線が厳しい気がしたから。
でも もういい。
妄想劇から 出るんだ。
現実世界で 動くんだ。
私は 勇気を振り絞って
声をかけた。
「この実験を 次回される時
私も 一緒に
見学させていただけないでしょうか」
声が うわずった。
「ああ この実験ね。
次回〇〇日にやるから
担当のAさんに確認しておくね」
先輩は
普通に 答えてくれた。
他の人に 話す時と
同じように
本当に 普通に。
濁流が 止まった。
現実世界は
なんと 明るいことか。
ずっと
自分を 苦しめていた
脳内の 妄想劇場から
ようやく
一歩 外へ出られた。
投稿者プロフィール
- 青森→兵庫在住。17歳の娘のおかあさん。結婚してから摂理に出会いました。いつか主人にも御言葉伝えたいな☆
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