主人がマラソンを始めたのは
よつばが生まれて 間もない頃。
転職して 帰宅が深夜になり
仕事に 埋もれそうな日々に
主人は マラソンで
抵抗していたのかもしれない。
30代前半は 練習しなくても
いいタイムが出ていた。
でも 30代も後半になると
練習不足の分 タイムも落ちた。
仕事の忙しさで 体が追いつかず
当日 欠場することもあった。
いろいろ経験して 今年は
大会出場を 1つにしぼった。
練習も 自分のできる範囲で
通勤ランニングを 継続した。
マラソンを始めて 10年あまり。
年齢の変化と共に やりづらさに
いろいろ ぶつかりながら
主人は 新しい姿に 変化していた。
マラソン当日は 気持ちのいい朝。
主人は いつもの顔で
「行ってくるわ」と手を振った。
よつばと2人で 主人を待ち
無事 主人は 帰ってきた。
紅潮した顔で 息を整えながら
主人は うれしそうに話した。
「久しぶりに 一度も止まらずに
走り抜いたわ。」
その日は涼しく 走りやすい気温
日々 通勤ランニングで 練習もして
順調に 走り続けることができた。
でも ラスト5kmのところで
ものすごく 苦しくなったそうだ。
「もう あかんわ」と止まろうとした時
最後の給水所で ボランティアの子が
拡声器をもって 叫ぶのが聞こえた。
部活のユニフォームを着た
高校生の男の子たちだった。
「自分に 負けるなーー!
ここで あきらめるなーー!!
お前には まだ力があるーー!
力を出せーーー!!
お前の実力は
こんなもんじゃないだろーーー!!
最後まで 走ってみせろーーー!!」
高校生の 熱い声援に
主人も 周りのランナー達も
みんな 笑っていたそうだ。
その声援があったから
最後まで 止まらずに
完走できたと 話した。
私も 笑いながら
胸が 熱くなった。
主人の 毎日の努力と
お天気の 助けと
熱い声援。
ひとりで がんばらなくていい。
助けてもらい 応援してもらい
私たちは また がんばれる☆
熱い 応援の声
私も 時々 思い出そう。
「お前の実力は
こんなもんじゃないーーー!!!」
こういう熱いの 結構好きです(笑)
私たちは これまで
どれだけ 声援を受けただろう。
どれだけ 助けてもらっただろう。
だから 自分も 誰かのために
声を張り上げて 応援したい。
(2019年4月の゙記事をリライトしました)
投稿者プロフィール
- 青森→兵庫在住。16歳の娘のおかあさん。結婚してから摂理に出会いました。いつか主人にも御言葉伝えたいな☆
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