よく聞かれるので記事にしてみました。
久々の食品分析シリーズは、最近のホットワード「ミネラル」の雑学(^-^)/
栄養素としてのミネラル
ミネラルといってもただ鉱物を指すのではなく、体内に存在する元素のうち、
炭素 酸素 水素 窒素
以外の元素をミネラルと呼びます。
体内の状態を保ったり、体内の化学反応を進める酵素を助けたり…種類によってそれぞれ、様々な使命を持って働くミネラルたち。
ヒトに必要なミネラルは16種類知られています☆
ちなみに私の推しメンは鉄(Fe)です(*^_^*)♥
(貧血体質のためサプリのお世話になっています)
ざっくり紹介 ミネラルの測り方
栄養成分表示の枠に、元素ごとに表示されます。
ミネラルの測定に要する期間はだいたい2~4日。
まず検体を測定用ビーカーに測りとって、水分をとばし
炉に入れてミネラル以外の元素を焼き払います🔥
高温に耐えて残ったものにミネラルが含まれています。
残ったものを塩酸と反応させた後、硝酸に溶かし、
特殊な分析機器で水溶液にプラズマをぶつけます。
すると、ミネラルの種類ごとに個性の光(波長)が現れるので、
その強度から検体中のミネラル濃度を割り出します。
ミネラルウォーターの場合はほとんど水分なので、水分をとばした時点で肉眼では何も見えないのですが、
機械で分析することで、原産国や採水地ごとにミネラル含量の特徴がはっきり見えてきます(^-^)
疑問:健康を意識するなら水道水よりもミネラルウォーター?
ミネラルウォーターはミネラルが豊富で水道水よりも健康に良い、というイメージを持ちがちですが、
水道水にまったくミネラルが入っていない訳ではありません。
そして、日本の法律上は「飲める水をボトリングすればミネラルウォーター類」と分類できるため
水道水を詰めただけでも、ミネラル入っていなくても
「ミネラルウォーターです👍」
と言えてしまう(^-^;)水道水とミネラルウォーターの境があんまり無いような。。
日本では、水質保全の管理はメーカー各社に任せられています。
一方で、ヨーロッパでは水源の周囲を環境保護区にして(!)厳密な水質保全を行っている上に、
採水も空気に触れないように(!!)直接ボトリングしている。
神様の恵みとして水源を大切にする感覚は、ヨーロッパの方が強いのかもしれません。
ミネラルがどの種類どれくらい含まれているかは、味や健康効果など、水の個性と価値を左右します。
お水が有名な場所に来たら、汚さないように、来た時より少しでも綺麗にして、
ミネラルを初め水質が変わってしまうことがないように気を付けたいと思いました(*・∀・*)
参考資料:Newton別冊「食品の科学知識」(2014)
投稿者プロフィール
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大学生の時に摂理に出会い、現在は夫と子供たち(6歳4歳)と4人暮らし。
子育てしながら縁あって転職、地元の群馬県へ。方言と義理人情たっぷり地元企業の皆様と楽しく仕事をしています。
好きなことは食べることとパッケージ裏の成分チェック。食品と、最近は化粧品も見ます☆
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