派遣のお仕事で
数学のテストの採点を
していた時があります。
週に1回 授業のはじめに
実施される 小テストを
採点する お仕事でした。
一生懸命書かれた 答案用紙
毎週 採点していると
筆跡で その子の顔が 浮かび
努力と 成長が 伝わってきます。
長い計算式と 文字の後に
最後の答えが まちがっていると
どこで まちがっているのか
原因を くまなく 探します。
端に 小さく書かれた 筆算も
1つ1つ すべて 確認します。
公式の使い方 考え方は バッチリ
でも 計算ミスをしちゃったり
計算は パーフェクトだけど
公式を 覚えまちがえたり 忘れたり
ながい文章問題から 必要な情報だけ
えらぶことが 苦手だったり
答えのまちがいの 原因にも
いろんなタイプが ありました。
そんな 答案用紙 1枚1枚に
赤ペンを 入れていきます。
「ここの計算が まちがっていたね」
「公式は これを使えば いいよ」
「その情報は なくても 大丈夫
こっちの情報が 必要だよ」
って 書くことはないですが(笑)
そう 語りかけるように
赤ペンで まちがいに マークします。
この子たちが がんばって
考えて 書いた 答えだから
採点も がんばってしまいます。
学生たちと 直接
おしゃべりすることは なくて
赤ペンが 役に立っているのか
知る由も なくて
でも 続けていると
じわじわ 変化が 出てきました。
回を 重ねるごとに
計算ミスが どんどん減って
公式を使いこなす力も
文章を読み解く力も
向上しているのを 感じました。
答案用紙から 成長が 伝わって
なんだか うれしかったです。
答えが まったくない
真っ白な 答案用紙も あります。
復習を ちゃんと できなくて
「テスト 最悪だ」と 思いながら
受けたのかも しれません。
自分の答えに 自信がなくて
はずかしくて 消しゴムで
ぜんぶ 消したのかもしれません。
真っ白な 答案用紙には
赤ペンを 入れることが 難しいです。
なにか 答えがあってこそ
アドバイスが できる
助けてあげることが できる
「まちがっても いいから
答えを 書いてみてね」
そう 語りかけるように
必要な公式と 点数だけ 書きました。
答えを 書いてみたら
そこから 成長が 生まれます。
「まちがい」や 「未熟さ」は
成長が うまれる場所
そこに 助けてくれる存在が
あらわれてくれます。
人は 助けてもらうと
力が 出てきます。
その力を 使って やってみると
自分の中に 成長が 生まれます。
「まちがい」が 「未熟さ」が
すごいものを 生むんです。
真っ白な 答案用紙でも
教室に 来たことが えらいです。
テスト できないと 分かっていて
逃げないで ちゃんと 来たこと
テスト用紙に 向き合ったことが
本当に えらいです。
ぜんぜん できなくても
教えてくれる人から
離れないことが すごく大事です。
教えてくれる人は なにより
ちゃんと 来てくれることが
すごく すごく うれしいんです。
まちがってもいいから
やってみよう。
そして
できなくてもいいから
信じていこう。
一緒に 笑っていこう (^-^)
投稿者プロフィール
- 青森→兵庫在住。17歳の娘のおかあさん。結婚してから摂理に出会いました。いつか主人にも御言葉伝えたいな☆
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