もくじ
目次
摂食障害のはじまりと妊娠生活
私には 食べることが
つらかった時期が ありました。
まだ 御言葉に出会う前。
主人と入籍して 仕事をやめ
はじめての海外生活で はじめて妊娠して
つわりで 食事ができなくて
その時 体重が減りました。
それまで ふっくら体型だった私は
やせられたことが うれしくて
それを とどめたくて
つわりがなおっても 太らないように
食事制限をはじめました。
炭水化物が 極端に少なくて
1/4杯のごはんは お湯でふやかし 量を増やし
1/2枚のライ麦パンも お湯でふやかして
1杯 1枚を食べることを こわがりました。
野菜ばかりたべて 油をほとんどとらなくて
お肉は 油抜きをして
自己流の食事制限も 運動も
どんどん エスカレートして
おなかが 大きくなっても
朝から 日が落ちるまで
ひたすら 歩き続けていました。
普通に食べることも
普通に休むことも
できなくなりました。
妊娠9か月目の体重は
元の体重より 10kg 少なかったです。
異常なのに 異常と思えず
「私は やせていないとダメだ」
と つよく思っていました。
私は 摂食障害でした。
海外での生活で 仕事も就けず
英語も その国の言葉も うまく話せず
自分に自信もてるもの なくなって
そんなとき 妊娠して
「やせる」という経験をして
「これなら 私 できる」
と 思ったのかもしれません。
昔から スイッチが入ったら
ノンストップになる性格でした。
その国は 妊娠中の体重管理もなく
増えすぎても 減ったとしても
そこまで 注意されることもなく
私は 自分を止めることが
できませんでした。
出産と子育て、症状の悪化
脂肪がほとんどない体で 出産して
折れそうな腕で 娘を抱いて
必死に 育てる毎日でした。
娘は 6週間 早く
未熟児で 生まれました。
母乳は ほとんど出なくて
大変でした。
それでも なんの障害もなく
娘が 成長してくれたことは
ほんとうに 奇跡です。
頭の中は 食べ物のことばかり。
そんな自分に 嫌気がさすばかり。
娘が ようやく寝たら
ちいさなクッキーと 濃いコーヒーを
かきこむように 口に入れました。
やがて それでは満足できず
高カロリーなお菓子を 口にして
止められない時もありました。
ようやく病院へ、治療を決意
いろんなものが 狂ってきて
手足が冷たく ブルブル震えて
体が 思うように動かず
体中 しびれてきました。
体が おかしい。
「これは 危険だ」と
はじめて 自覚しました。
身長は 153cm。
その時 体重は 30kgでした。
病院に行くと いつもとちがう
新しい先生がいました。
そして はじめて
はっきり 教えてくれました。
「あなたは 体重を増やさないといけません」
私ひとりなら それでも
耳を傾けなかったかもしれない。
でも 私には 娘がいました。
私は おかあさんだよ。
この子を ちゃんと育てないといけない。
ちゃんと 生き続けないといけないよ。
ギリギリ生きていた 私の中には
真実な心が 生きる力が
まだ 残っていました。
治したいけど治せない、苦悩の日々
それから 食べるものを増やして
体重を 増やしていったけど
やっぱり それ以上太ることが こわくて
一度狂ったものを 元に戻すことは
本当に むずかしくて
帰国して 日本で暮らすようになってからも
摂食障害は ずっと続きました。
心療内科に 助けを求めに行きました。
先生は 「普通の食事をしてください」と
短く 答えてくれるだけでした。
処方される薬も 効きませんでした。
食べることが つらいまま
睡眠時間は 1~3時間のまま
助けを求めても どこに助けを
求めていいのか 分からなくて
生きていることが つらかったです。
はじめて感じたぬくもり
娘が1歳で 働き始めました。
家事も 仕事も 思うようにできず
状況は どんどん悪くなりました。
そんな時 職場の同僚の人から
御言葉を 教えてもらいました。
神様の言葉を はじめて聞きました。
御言葉で 1つ1つ
神様の愛を 教えてくれました。
食生活も 健康も 精神状態も
異常だらけの私だけど
そのことには なにも触れず
「あなたに会えて うれしい」
ただ そう言ってくれて
こわばった おびえた心を
ゆっくり あたためて
ゆっくり ほぐしてくれました。
御言葉を教えてくれる方と
いっしょに 食事をした時。
私が 食べるものに対して
異様に こだわりを見せても
私が 安心して食べられるように
私に 合わせてくれました。
私を否定せず 私から離れず
そばで 共に過ごしてくれました。
それが 神様の愛なんだって
体で 感じました。
「食べることを楽しむこと」
どんな薬でも どんな本や知識でも
治すことができなかったものが
少しずつ 和らいでいきました。
何を どれぐらい食べたらいいのか
何年も 分からず 悩み続けました。
そんな私に 神様が教えてくれました。
「好きなものを食べたらいいんだよ。」
何を食べるべきか どれぐらい食べるべきか
それ以上に 大事なことがある。
食べることを 楽しむこと。
「好きなものを食べて 幸せを感じてほしい。
好きなものを 私と一緒に食べよう。
そして 一緒に楽しもう。」
神様が そう言ってくれた気がしました。
少しずつ回復して、元気に
それから 一歩ずつ
神様に手を握ってもらって
「好きなもの」を食べることに
挑戦しました。
「食べること」を 楽しむことに
挑戦しました。
こんなことで 生きづらさを感じてしまう
自分の弱さに 落胆してしまう時も
自信を失ってしまう時も
神様は 御言葉でいっぱい
励まし 助けてくれました。
「心配しなくていいよ。
大丈夫 私が最後まで 共にするから。」
神様の御言葉があったから
ここまで 来ることができました。
今は 自由な心で
食べたいものを 食べることができます。
食べ過ぎて 体調を崩すこともあるぐらいです
それぐらい元気になれたことに
心から感謝します
御言葉で こう教えてくれました。
「過ぎた日を振り返って考えてみなさい。
神様が『あなたを助けたこと』が何か
『あなたを生かした経緯』が何か
考えて 思い出し 見つけなさい。
そうしてこそ 感謝と喜びと希望が湧いてくる。
そのことを分からず生きたら
希望も 楽しみもない。」
あの時 私を見つけてくれたこと。
私の心を治療し 元気にしてくれたこと。
御言葉に 出会う前から
ずっと そばで
私の命を 守ってくれたこと。
神様の その大きな愛で
私は 生きることができました。
治療は、ゆっくりでいい
今 振り返って 実感するのは
「治療」というものは
本当に 時間がかかるということです。
「またか」ってことが 何度もあり
現実に 自分に ゲンナリします。
それでも あきらめなければ 大丈夫。
あきらめさえしなければ
治る日は かならず 来ます。
摂食障害で 極度の栄養失調になり
体に 脳に 障害が残りました。
それも 少しずつ 回復しています。
「元気になりたい」
私が ずっと 願っていることです。
元気になっていく しあわせを知って
元気になっていく 姿を見せて
神様に 感謝を捧げたいです。
あのころを 思い返すと
私は 本当に 元気になりました。
今日も こうして元気でいられることに
今日も ごはんをおいしく
楽しく 食べられることに
いっぱい いっぱい
喜びと感謝を 捧げます^^
これからも 毎日
娘といっしょに お祈りします。
「おいしく たのしく うれしく 感謝しながら
神様 いっしょに 食べましょうね☆」
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投稿者プロフィール
- 青森→兵庫在住。16歳の娘のおかあさん。結婚してから摂理に出会いました。いつか主人にも御言葉伝えたいな☆
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