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粉もの保存方法のいろは☆

食品がいつまで食べられるのか、どう保存したら良いか、

お子さんのいるご家庭では特に気にされるトピックであるといえます。

それこそ食品が直接教えてくれたら楽ですが、そういうわけにはいきません。

 

日々家族の健康を考える「摂理de結婚」のひろこママさんよりリクエストをいただいて、

「粉もの」の保存についてまとめてみました(^-^)

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小麦粉、ホットケーキミックス、お好み焼き粉などの粉もの

直接口に入れるわけではないので見た目や味の変化などからは汚染や変敗を感じとりにくいです。見た目変わらないのをいいことに、使いかけをいつまでも置きっぱなし、なんてことはありませんか?

 

これら粉ものを汚染するものとして挙げられるのが、

ダニ、そしてカビがあります。

 

まず、ダニのはなし。

開封して常温で長時間保存していると、

ダニが侵入して大繁殖するリスクがあります。

ダニに汚染された小麦粉を喫食することにより、アレルギーを発症する事例が多く報告されています。

(内閣府食品安全委員会資料より)

 

調理したら大丈夫と思いきや、

加熱調理をしてもダニアレルギーの症状の発現を防ぐことはできません!

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また、もう1つのリスク因子はカビなどの微生物。

食品学の分野では、微生物の生育に影響するパラメーターの一つとして

「水分活性」という考え方があります。

 

微生物の生育は、水分が減少するにしたがって阻害され、水分が一定限度以下になれば完全に阻止されてしまいます。

水分活性は、食品中に含まれる水のうちで微生物が利用できる水(自由水)の割合を表します。値が1.00に近いほど自由水が多いことになり、微生物が繁殖しやすくなります。

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小麦粉の水分活性は0.63~0.61ですので、

少し湿気を含むと自由水が増え、水分活性が上昇してカビが生育できる条件を備えてしまいます。

詳しく知りたい方はこちらもご参考に☆↓

日本食品分析センター「水分活性について」

 

食品をダニやカビ、微生物から守るためには

「つけない・ふやさない・やっつける」

がポイントです。

 

一番は、開封したものはすぐに食べきること。

余ってしまうものは冷蔵庫で保存することです。

(低温にすることで繁殖を抑えられる)

ただし、低温にしてもやっつけることはできないので、

最初から汚染されないよう、密閉容器でしっかり封をして、

湿気やダニが入らないようにするのが良いです。

 

ちなみに食品別ガイドラインによると、小麦粉の賞味期限は

<製造後1か月>となっています。

これを過ぎたもの、特に開封済みのものは、ちょっともったいなくても廃棄した方が良いかもしれません。

 

…と、ここまで情報をつらつらと書きましたが、

ひろこママさんに聞かれるまでは、私もこの事実をちゃんと知りませんでした

関心を持ってこそ、正しく知ろうと行動することができます。

 

正しい知識と共に、

まずは関心を持つことが、家庭の食の安全を守る第一歩になるのだなと学びました(^^)✨

 

 

投稿者プロフィール

saku
大学生の時に摂理に出会い、現在は夫と子供たち(5歳3歳)と4人暮らし。
子育てしながら縁あって地元の群馬県に転職、地元企業への技術支援の仕事をしています。
好きなことは食べることとパッケージ裏の成分チェック。食品と、最近は化粧品も見ます☆
サイト管理人です。リクエスト等お気軽にどうぞ(^-^)
@sukusukunokumo

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