さっきまで楽しかった空気が、パリンと割れる時があります。
だれかが大きな声で、だれかを怒鳴る時。
大きな声は、矢のように、石のように、心に刺さり、くだきます。
ある日、公園でおとうさんが男の子に叱っていました。
叱る言葉は、感情的な言葉になりました。男の子は、じっと耐えていました。
連休の旅、車の中で主人が大きな声で怒りました。
空気が氷の針山のようになり、少しも動けませんでした。
バックミラーにうつる、眉間にしわを寄せた、主人の目。
娘も、私も、じっと耐えていました。
こんな時、神様はあたたかい手で、耐える人の耳を守ってくれます。
大きなこわい声が、ぼわんとやわらぐ、やさしい耳あて。
きつい言い方が、やさしい言い方になるように。
叱りつける言葉が、自分のためのアドバイスになって、耳に届くように。
そして神様は、大きな手で、耐える人の心を包んでくれます。
矢のような、石のような言葉から守ってくれる、こころのクッション。
まるで深い海の中にいるようで、心が少しずつ、癒されていきます。
こわい声、こわい言葉は、空気も、相手の心も、傷をつけます。
そんな風に声を上げてしまう人も、心に傷があるんだって、神様は教えてくれました。
男の子のおとうさんも、主人も、いいところがいっぱいある。たったひとりの、大切な人。
だから、これからもずっと、なかよく、いっしょに生きていきたいです。
神様、どうかこの世界から、こわい声、こわい言葉をなくしてください。
神様のやさしい耳あてと、こころのクッションで、耐える人を守ってください。
私たちの心の傷をなおしてください。神様の愛が、一番のくすりです。
もう、パリンと割れる音が聞こえない、やさしい世界になりますように。
投稿者プロフィール
- 青森→兵庫在住。16歳の娘のおかあさん。結婚してから摂理に出会いました。いつか主人にも御言葉伝えたいな☆
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